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荻窪駅北口近くの湧水池跡~天沼弁天池&天沼八幡神社~
2012-10-11 Thu 20:14
昨日は、川越郊外の伊佐沼をご紹介させて頂きましたが、本日は湖沼つな
がりというわけではありませんが、消滅した池に関するご紹介です。

荻窪駅北口近くに弁天池という池がかってありました。
荻窪駅から阿佐ヶ谷、高円寺を経て神田川まで流れていた桃園川の源流地
点となっていた池です。

こちらも武蔵野三大湧水池(井の頭池三宝寺池善福寺池)と同様、50
~55m崖線からの湧水を源泉とする池です。

昭和35年頃までは、弁天池があったという記述がありますが、手元の昭和
31年測量地図にはその姿は見えませんので、昭和30年前半には、かなり
小さくなっていたのかもしれません。

この池のあった場所も後には西武グループの社用施設となり、外部の人間
はアクセスできなくなりました。

当方、西武時代の様子を知っておりますが、周囲には高い塀が張り巡らされ、
中の様子を覗うことは全くできない秘密めいた感じで、それゆえにひょっとす
ると”この中にまだ湧水池がひっそり残っているのでは?”という幻想を抱か
せるに十分な雰囲気でした。

この弁天池ですが、2007年に杉並区立の公園として開放されました。
もしや昔の姿でその湧水池が残っているのではないか~と期待していまし
たが、やはり湧水は枯渇していたようです。

先日付近を歩いた際に写真を撮りましたので、関連情報を整理しておきた
いと思います。

公園入口の門です。
これは西武時代(料亭時代?)からの門がそのまま流用されています。
PA085214.jpg

園内の池です。
人口池とはいえ、それなりに昔を想像させる雰囲気があります。
PA085207.jpg

池内の滝です。
昔はこのような感じで崖から湧水が湧き出していたんだと思います。
PA085208.jpg
杉並区の案内に以下の記載がありましたので、ご紹介させて頂きます。

 「かって、この公園の南側広場あたりにはこんこんと水の湧き出る”天沼
  弁天池”と呼ばれる池がありました。池は、広さ約300坪(直径35m
  程度)の円形で、約5坪(直径4~5m)の中ノ島には弁天様が祀られ
  ていて、大正の半ば頃までは、日照りが続くと大勢の農民が集まって
  雨乞いの行事も行われていました。
  この池は、桃園川の水源に一つでもあり、天沼の地名のおこりになった
  ともいわれています。
  こうした由緒ある土地の由来を将来に伝承するために”天沼弁天池公
  園”と名付けました。」

公園内には、杉並区立郷土博物館分館(下の写真)も設けられテーマを
決めて郷土史に関する展示も行われています。
PA085213.jpg

公園脇にある祠です。
この祠は、西武時代にもありましたが、その当時には”この祠は天沼八幡
神社に移された弁財天とは関係ありません”と説明札があったような記憶
があります。
PA085215.jpg

現在に至る経緯を簡単にまとめると次のような感じのようです。

・元々は、天沼八幡神社の境内地として天沼弁天池が湧いており、池の
 中島に弁財天が祀られていた。
・そこに「天沼池畔亭」という料亭が営業開始(1955年~)
 ※1960年頃まで湧水が湧いていたとの記述がありますので、営業当
   初は細々と自然湧水が湧いていたが、枯渇してから現在の公園の
   池の原型となる人工池を作庭したのかしれません。
・1970年 「天沼池畔亭」営業終了
・1975年  天沼八幡神社が改築される際、弁財天を八幡神社内に移
  設した上で、一帯の敷地とともに西武鉄道に売却
・杉並区が西武より買い取り、2007年より区立公園として整備解放、現
在に至る。

いずれにしてもこのエリアは、昔から湧水の宝庫で住みやすい地域であっ
たことは間違いないようです。
かっては、あたり一面田んぼや畑が広がり、そのところどころで湧水が湧
き出る湧水池が点在していたのだと思います。
そうした風景を想像するだけでわくわくしてきます。

次回、天沼弁財天を祀る天沼八幡神社についてご紹介したいと思います。

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